睡眠時無呼吸症候群
- 誘因・原因
- 子供の場合、多くがアデノイド増殖症、扁桃肥大によります。
- 病態
- 睡眠中、息を吸った時にのどが閉塞しています。
- 症状
- 睡眠中の持続性のいびき、
肩呼吸、
陥没呼吸(胸がへこみます)、
無呼吸
仰向けで眠れない、
寝返りが多い、
夜中に突然起きる、
おむつが取れない、
食事中でも眠る、
抱っこするとすぐ寝てしまうなどの日中の眠け、
体重が増えない、
日中落ち着きがないなど - 検査・診断
- 睡眠中や日中の様子をお聞きします。
のどや鼻の様子をよく観察し扁桃肥大やアレルギー性鼻炎がないかチェックします。
小児用ファイバースコープやCTでアデノイド増殖症がないかチェックします。
無呼吸簡易モニターを持ち帰っていただき、自宅で睡眠中に検査します。
- 治療
- 原因がアデノイド増殖症や扁桃肥大ならば手術を行います。
手術は連携医療機関にご紹介いたします。
手術は全身麻酔で30分ほどです。
子供の医療費に関しては『子供医療費助成』により自己負担を自治体が負担してくれます。
手術適応でない程度の肥大であれば消炎剤、鼻汁対策で鼻呼吸改善がみられることがあります。
アレルギー性鼻炎による鼻閉がある場合はその治療を行います。
肥満気味のお子さんは減量も必要です。
- 家庭での注意点
- 子供にとってぐっすり寝るのはとても大切です。
どの程度息が止まっているのかチェックしましょう。
息が止まっているようだが何科に相談していいかわからないときはどい耳鼻咽喉科にご相談ください。