「何が原因なの?」「どんな病気なの?」「家で気を付けることはないの?」
お子さんのことは、自分のこと以上にご心配だと思います。
当院は現在子育て中の医師たちが診療を行っておりますので、お子さんが病気の時の親御さんのお気持ちはよくわかります。
当院ではお子さんや親御さんのお気持ちに寄り添った診療を心がけています。
「何が原因なの?」「どんな病気なの?」「家で気を付けることはないの?」
お子さんのことは、自分のこと以上にご心配だと思います。
当院は現在子育て中の医師たちが診療を行っておりますので、お子さんが病気の時の親御さんのお気持ちはよくわかります。
当院ではお子さんや親御さんのお気持ちに寄り添った診療を心がけています。
診察では耳や鼻の狭くて深いところを見なければならないため、動いてしまうと確実な診断、安全な治療ができません。
診察を怖がっているお子さんには、前もってその子が理解できる言葉で「病院に来た理由や目的」を伝えてあげましょう。
「病気を早く治すためだから、動かないようにがんばろうね」などと、これから自分がされることの目的をあらかじめ知らされるだけでも、子供の恐怖心は薄れていきます。
それでも暴れてしまう場合は、素早く正確な治療をすすめるために次の手順を参考にお子さんの体を抱きしめてあげましょう。
手順01 | 荷物は身体から外して置いてください。 |
手順02 |
まず保護者が、頭・背・腰を椅子の背もたれにぴったりとつけて座ってください。 |
手順03 |
お子さんのお尻は保護者の太ももの上に乗せます。子どものおしりと保護者のお腹がくっつくくらいに子どもの腰を引き寄せます。 |
手順04 |
お子さんの膝を保護者の足で挟みます。
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手順05 |
保護者は両腕をクロスさせお子さんの腕をしっかりとつかみ、引き寄せてください。
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診察が終わったら「上手にできたね」、「がんばったね」などと、必ずほめてあげましょう。
ほめられることで恐怖心も少しずつ薄れ、子供は診察に対して前向きな気持ちへと変化していきます。
耳垢があると耳の奥や鼓膜が見えませんので痛くないように取り除きます。鼻水が出るので受診された場合でも、耳を見ると急性中耳炎や滲出性中耳炎になっていることはよくあります。
当院では症状に関係なくみみ・はな・のどは診察させていただいております。
みみは詳細な観察ができる硬性内視鏡や顕微鏡を使用しています。
耳と鼻の奥は耳管でつながっています。
耳管には、中耳の換気をしたり、余分なものを排出したりする役目があります。
子供では、もともと耳管の働きが未熟ですが、急性副鼻腔炎や慢性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、アデノイド増殖症などの病気があると、さらに働きが悪くなります。
耳管の働きが悪いと、まず中耳の気圧の調節ができなくなり、気圧が低くなってしまいます。
さらに、滲出性中耳炎という、中耳に液体の貯まる中耳炎になってしまうこともあります。
また、急性中耳炎も繰り返しやすくなります。
ティンパノメトリーとは、この中耳の状態を調べる検査です。
器械を耳の穴に密着させて、空気圧の変化を作り、鼓膜の動き具合を調べます。
気圧の変化を作るため、飛行機に乗った時のような耳がツンとする感じがありますが、片側数十秒で終了する簡単な検査です。
結果はその場で見ることができます。
健常者では、0付近にピーク(鼓膜が振動しやすい状態)があります(A型)。
鼻づまりや鼻すすりをしていたり、アデノイド増殖症のため空気圧調整ができていない場合、鼓膜は引っ張られています。
ティンパノメトリーでは、マイナスの方向にピークが移動します(C型)。
滲出性中耳炎などで、中耳に滲出液が溜まっている場合や、鼓膜が癒着している場合はピークが消失します(B型)。
はじめに目の周囲、頬部や鼻の入り口を診た後に、鼻の中を診ます。
ご家庭で鼻や目をこすっていたり、目やにが出ていたり、湿った咳をしていたり、はなをすすっていたら教えてください。
観察の邪魔になる鼻汁やかさぶたは治療もかねて吸引除去します。詳細な観察が必要な場合は小児用ファイバースコープ(直径2mm未満)で観察することがあります。
急性副鼻腔炎や慢性副鼻腔炎などで黄色や緑色の鼻水が出ているときは原因となる細菌を特定するために細菌培養検査を行っております。
急性中耳炎の場合も、鼻~上咽頭の細菌が原因となるため採取した鼻汁を細菌培養検査に提出しています。
培養の結果、細菌が同定できた場合、薬剤感受性検査(どんな抗生物質が効果があるかを調べます)を行っております。
鼻副鼻腔に炎症があり、鼻汁が貯留した状態が急性副鼻腔炎や慢性副鼻腔炎です。
副鼻腔を評価するために小児用ファイバースコープで観察することがあります。
CTなどの画像検査が必要な場合は、どい耳鼻咽喉科(薬園台)をご紹介いたします。
アレルギー性鼻炎の原因はアレルギー検査をすることでわかります。
当院では指先から数滴の血液を採取し検査する方法も採用しています。
血液を採ることが難しい小さいお子さんでも検査することが可能です。ぜひご検討ください。
唇を観察した後に、舌圧子を使用して舌、歯、頬粘膜、口蓋扁桃(扁桃腺のこと)、咽頭、鼻水の流れ込みがないかを観察します。
乳幼児では口を開けて泣いている間に観察することもあります。
アデノイド増殖症など鼻の奥の病気、小児声帯結節や声門下喉頭炎(クループ症候群)、急性喉頭蓋炎などのどの奥の病気疑う場合は小児用ファイバースコープ(直径2mm未満)を使って観察します。
「泣いているのにかわいそう」「残酷だ」と思われるかもしれません。
しかし、のどの奥の病気は「窒息」という危険をはらんでいます。お子さんが危険な状態でないか確認させてください。
耳・鼻・のどを観察し、腫れている部分がないか触って調べます。
薬園台クリニックに紹介し腫れている部分を超音波検査で調べることもあります。超音波検査に痛みは伴いません。
咳が出ているお子さんは胸部の聴診を行います。
ロンパースのボタンを外すなど、すぐに胸が出せるようご準備お願いいたします。
超音波ネブライザーには鼻やのどの粘膜の炎症を和らげる薬液が入っています。
霧状になった薬液を吸入していただき、鼻やのどの環境を整えます。
当院では、お子さんが喜んで治療できるように良い香りを付けています。