耳管開放症
- 誘因・原因
- ダイエットや病気などによる急激な体重減少。
または、鼻すすりの習慣が原因となることが多いです。他に脱水、妊娠、加齢も原因となります。ストレスが背景にある場合も多いです。 - 病態
- 耳管は鼻の奥と耳とをつなぐ管で通常閉じており、必要に応じて開きますが、この病気では耳管が開きっ放しになっています。
- 症状
- 耳が詰まったり、自分の声や呼吸音が頭に響いたりします。
耳の詰まりは耳抜きしても治りませんが、横になったり、深くお辞儀をすると治ります。
- 検査・診断
- 呼吸や嚥下に合わせて鼓膜が動くのが観察できます。
鼻すすりの習慣がある人は滲出性中耳炎になっていることもあります。
- 治療
- 脱水や体重減少、鼻すすりの習慣など原因がある場合はその改善が必要です。
漢方薬などの内服薬を用いることもあります。
- 注意点
- 長時間の立ち仕事はなるべく避け、脱水に注意し、水分補給を早めにしましょう。
首をスカーフにまくなどで圧迫すると一時的に症状が軽減します。
仕事や会話中などに症状が出た場合の治し方として役立つ場合があります。