急性鼻副鼻腔炎
- 誘因・原因
- 上気道や鼻腔のウイルス感染に続発することが多いですが、急性鼻副鼻腔炎を起こすのは細菌です。
虫歯が原因となることもあります。
- 病態
- ウイルス感染に続いて起こる、副鼻腔の細菌による二次感染です。
- 症状
- 発熱などの全身症状に伴って、膿性鼻汁、鼻閉、後鼻漏がみられます。
炎症が起きている副鼻腔の位置に応じて、頬部痛、眼痛、頭痛などを認めます。
- 検査・診断
- 鼻鏡やファイバースコープなどで鼻内の観察を行います。
原因菌を調べるために細菌培養検査を行います。
場合によっては、どい耳鼻咽喉科(薬園台)をご紹介し、CTで副鼻腔を詳細に調べます。
- 治療・薬
- ガイドラインに沿った治療を行います。
鼻処置やネブライザー治療で鼻副鼻腔の環境を整えます。
抗生剤や消炎剤の飲み薬を用います。
- 注意点
- 虫歯が原因の場合(歯性上顎洞炎)は歯科治療を優先して行います。
- 受診前に痛みや熱が辛い時
- 痛みや熱が辛らければ市販の解熱鎮痛剤(市販薬を参照してください)を内服しましょう。
風邪症状があれば市販の風邪薬(市販薬を参照してください)を内服するのもよいでしょう。
こちらには解熱鎮痛剤が入っています。解熱鎮痛剤を重複して飲まないようにしましょう。※その後痛みや発熱が改善しても、耳鼻咽喉科を受診しましょう。
- 市販薬
- <解熱鎮痛剤>
15歳以上の場合ロキソニンsプレミアム、
イブA錠、
バファリンAなど - <鼻水・咳などの風邪症状がある場合>
注意:下記のお薬には解熱鎮痛剤も入っています。同時に上記の解熱鎮痛剤を飲まないようにしてください。
12~15歳以上
パブロンsゴールドW錠、
新ルルAゴールドDX、
ベンザブロックLプラス錠、
エスタックイブファインなど