上顎洞がんを疑う10の症状
顔の骨の中には空洞があり専門的には副鼻腔(ふくびくう)と呼んでいます。
副鼻腔に炎症が起こると副鼻腔炎(ちくのう症)です。
鼻の中や副鼻腔にもがんが発生することがあります。
鼻・副鼻腔がんの大部分が上顎洞がんです。
60歳台が好発年齢ですが、40~80歳まで幅広い年齢で認められます。
上顎洞は副鼻腔の中では最大の空洞で、頬骨の出っ張りと歯の間にあります。
上顎がんが小さいうちは初期症状がなく気づきません。
がんが大きくなってくると(ステージIII以上になると)
- 片方の鼻がつまる。
- 片方の鼻から鼻血が出る。
- 片方の鼻から臭い鼻水が出る。
- 物が2重に見える。
- 片方の目から涙や眼ヤニが出る。
- 歯茎が腫れて治らない。口臭がする。
- 歯の痛み(歯痛)が治らない。
- 頭痛が続く。
- 片方の頬が痛い。
- 顔がだんだん腫れてきた。
等の症状が出てきます。
これらのうち当てはまる症状がある場合は耳鼻咽喉科で診察を受けましょう。